最近、マンションの防災対策として注目を集めている災害共助SNS「ゆいぽた」というサービスをご存知でしょうか。
地震や風水害など、いつ起こるかわからない災害に対して、不安を感じている方は少なくありません。
特にマンションにお住まいの場合、お隣にどんな方が住んでいるのかわからなかったり、いざという時にどう協力すればいいのか迷ってしまったりすることもありますよね。
ゆいぽたは、そんなマンション居住者の皆さんが、災害時に手を取り合えるよう設計された「災害共助用のSNS」です。
普段お使いのスマホや携帯電話から簡単に利用できる、温かい繋がりのための仕組みなのです。
大きな特徴は、災害の状況に合わせて「平常モード」「警戒モード」「災害モード」と自動で切り替わる点です。
普段は防災訓練などで活用しておき、いざという時には安否確認や情報共有の場として、住民同士の支え合いをデジタルで優しくサポートしてくれます。
災害フェーズに合わせた「自動切り替え」機能
平常時から災害時まで、状況に応じてシステムが自動でモードを切り替えます。
1.平常モード
防災訓練機能で、自宅にいながら参加できる「バーチャル訓練」を実施。居住者同士は繋がっておらず、情報共有機能は起動していません。
2.警戒モード
震度4・5弱、警戒レベル4で起動します。このときは一部の情報機能が起動。注意喚起や被害状況などの情報共有ができます。
3.災害モード
震度5強、警戒レベル5で起動します。要確認者リストを含めたすべての機能が起動します。「救援求む」としている人や、安否未登録者がわかり、効率的な救助活動を支援します。
『ゆいぽた』は、気象庁から発報される「地震情報(確定報)※1」の震度情報を基にモード判定をしています。
ゆいぽたの機能
ゆいぽたには次の6つの機能が付随しています。
1.安否連絡カード
QRコードを読み取って、簡単な入力をするだけで安否情報が登録できるカードが登録時、全員に配布されます。高齢者や子供はスマホを持っていませんが、このカードのQRコードをまわりの人に読み取ってもらうことで、家族に安否情報がメールで自動的に送信されるとともにゆいぽた上でも閲覧できるようになります。
2.居住者の要確認リスト機能
災害時は最新の居住者情報を取得し、さらに要救助者、要配慮者を知ることが重要です。
ゆいぽたを利用していれば、災害時のみ要配慮者を含めた最新のマンション居住者名簿が手元で確認できるようになります。そのため、災害時に「救援求む」と登録した人や事前に要配慮者登録をした人、安否未登録車などの要確認者をリストで共有できます。
3.住戸間メッセージ機能
マンション内で顔見知りであっても、連絡先は知らないということはよくあるケースです。
ゆいぽたがあれば災害時には自動で災害モードに。もし仕事で外出していて家族と連絡が取れなくなっても、部屋番号を指定して家族の様子を尋ねるなど、メッセージの送信が可能です。
4.災害用掲示板機能
外出時に災害にあうと、その日のうちに家に戻れないといった帰宅困難になることも考えられます。
ゆいぽたの災害用掲示板機能では、外出先でもスマホからマンションの状況がわかるように掲示板機能が用意されています。「マンションの被害状況」や「エレベーターの稼働状況」など、マンションの詳しい状況を掲示板から取得することができます。
5.管理者メッセージ機能
ゆいぽたには、災害用掲示板のほか管理者メッセージ機能もあります。たとえば災害時には「飲料水の配給日や配給場所」、平常時には「修繕決議総会の開催のお知らせ」など、管理者から住民へメッセージを送ることができます。
6.平常時訓練モード機能
災害に向けた備えとして大切なのは防災訓練です。
ゆいぽたの訓練モード機能を使えば、マンション内にいなくても全員参加型のバーチャル防災訓練が簡単に開催できます。
ゆいぽたがマンション防災SNSとして選ばれる理由
理由1.海外サーバーを利用した安心のインフラ整備
『ゆいぽた』は、日本での激甚災害発生時に利用することを想定し、クラウドインフラサービスで世界最大のシェアを持つ「AWS(アマゾンウェブサービス)」を採用しています。また、大規模災害時、多くの利用者様から大量アクセスがあってもシステムが稼働続けられるよう、DBサーバを自動拡張する仕組み「オートスケールシステム」を導入しています。
過去に東日本大震災では多くの方がメールを利用することで、メールが送信できない、または遅延する状況となりました。そのため、「ゆいぽた」は、緊急地震速報と連動することでメールが混雑する前にメール配信する仕組みとなっています。
理由2.マンション防災SNSとして新規導入がしやすい
お住まいのマンションに新たな機器を設置したり、工事の必要もなく、リーズナブルな料金で導入できます。
理由3.管理者の普段度が低い
災害時には管理者自身も被災する可能性があります。ゆいぽたは管理者が不在時、対応できない際も機能します。また相談できるコールセンターもあるため、管理者に問い合わせが殺到する事態も防げます。
ゆいぽたの料金は「初期費用」と「月額費用」が必要
ゆいぽたの料金形態は次のとおりです。(2026/02/13現在)
【初期費用】10万円(Webセットアップ費用)+1,000円×総戸数(登録作業費用)
【月額費用】150円×総戸数(サービス基本料)
※最新情報はゆいぽた公式サイトにてお問い合わせください
マンション防災の新しい形「ゆいぽた」が災害時の共助につなげる
マンション専用の防災サービス「ゆいぽた」は、居住者間の共助を最大化させるSNSです。
このサービスは災害のフェーズに合わせて機能が自動で切り替わる仕組みを持っており、震度や警戒レベルに応じて最適な情報共有の場を提供します。具体的には、安否確認の自動化や要救助者のリスト化、さらには外出先からマンションの被害状況を確認できる掲示板など、災害時に真に必要とされる機能が網羅されています。
導入にあたっては大がかりな工事が不要で、管理者の負担を最小限に抑えながら運用できる点も評価されています。高負荷に強いサーバー構成や、メールの混雑前に配信を行う独自の仕組みなど、技術的な信頼性も兼ね備えています。自助だけでは限界がある災害時、マンション全体をひとつのチームに変えてくれる「ゆいぽた」は、これからの時代のスタンダードな備えと言えるでしょう。