恋をしているはずなのに、
なぜか気持ちが落ち着かない。
相手のことはよく考えているのに、
自分が何を感じているのかが、わからなくなる。
そんな瞬間が、
恋愛の途中でふいに訪れることがあります。
このコラムでは、
恋をすることで起きる「自分が見えなくなる感覚」について、
否定せずに、静かに見つめてみたいと思います。
こんな感覚、ありませんか?
- 相手の気持ちばかり考えてしまう
- 自分が何を望んでいるのかわからない
- 楽しいはずなのに、どこか不安
相手を基準に、気持ちを測ってしまう
恋をすると、
相手の反応が気になるようになります。
返信の速さ。
言葉の選び方。
会ったときの態度。
それら一つひとつを手がかりに、
「好かれているかどうか」を判断しようとする。
気づくと、自分の気持ちより相手の様子が基準になってしまいます。
本当は、
自分がどう感じているかが一番大事なのに。
「好きだから」の一言で、我慢が増える
恋をすると、
多少の違和感や不安を、
「好きだから」と飲み込んでしまうことがあります。
- 本当は少し無理している
- 言いたいことを後回しにしている
- 自分の気持ちを小さく扱っている
我慢が積み重なるほど、自分の本音が見えなくなる。
それでも、
それが恋愛だと思い込もうとしてしまう。
「どう思われたいか」が先に立つ
好きな人の前では、
嫌われたくない気持ちが強くなります。
その結果、
こんなふうに考えることが増えていきます。
これを言ったらどう思うかな。
こうしたら重いかな。
自分の気持ちより、「どう見えるか」を優先してしまう。
そうしているうちに、
自分が本当はどうしたいのか、
わからなくなってしまうのです。
自分を見失うのは、弱さじゃない
恋をして、自分がわからなくなると、
「依存しているのかな」と不安になることもあります。
でもそれは、
相手を大切にしようとしている証拠でもあります。
人と深く関わろうとすると、自分が揺れるのは自然なこと。
ずっと揺れない人のほうが、
もしかしたら少ないのかもしれません。
体験談:何がしたいのか、わからなくなった夜
体験談
相手の予定に合わせてばかりいたある日、
「今日はどうしたい?」と聞かれて、
答えに詰まってしまいました。
そのとき初めて、
自分の気持ちを考えていなかったことに気づいたんです。
立ち止まっても、恋は終わらない
恋をして、自分がわからなくなったときは、
少し立ち止まってもいい。
無理に答えを出さなくていいし、
すぐに整理できなくてもいい。
「今、私はどう感じてる?」
その問いを、
そっと自分に向けてみるだけで十分です。
自分を取り戻す時間も、恋愛の一部なのだと思います。
おわりに
恋をすると、
自分のことがわからなくなる瞬間があります。
でもそれは、
自分を失ったということではありません。
相手と向き合う中で、自分も揺れているだけ。
その揺れに気づけたなら、
また少しずつ、自分の輪郭は戻ってくるはずです。
恋の途中で立ち止まることは、
決して間違いではありません。